髪の話題になるとよく聞く言葉「キューティクル」。
では、どんなものなのかというと、思いの他に答えられる人は少ないです。
かんたんに言うと、これがキューティクル。
髪の構造としてみると、大きく以下の3つなります。
- メデュラ:髪の中心
- コルテックス:メキュラを中心とする髪の大部分
- キューティクル:髪の表面うろこ状の層
キューティクル以外は、あまり聞き慣れない言葉という方も多いはず。
分かりやすいように例えると、メデュラ:骨。コルテックス:肉。キューティクル:皮。
ではなぜキューティクルだけが大きく取り上げられるかというと、髪のコシやハリなど見た目にも影響するから。
傷んだ髪にキューティクルがないと言われるのは、このためです。
髪をきれいに保つために必須であっても思いの他に知らない「キューティクル」について、解説をしていきます。
キューティクルについて
よく言葉は耳にしても、その仕組み以上にキューティクルの分かりづらい部分。
- 痛む表現で「開く」と言われる理由
- どんなことをすると痛むの?
- ヘアケアが必要な理由
上記の3つが特に分からないと言う方が多いのではないでしょうか。
気になるそれぞれを、個別に解説していきます。
1.痛む表現で「開く」と言われる理由
キューティクルでよく聞く言葉「開く」。
仕組みを知っていれば分かるのですが、分からないと「???」となる方も多かったはず。
痛むことでうろこ状の層が欠けたり剥がれたりすることで、開いた状態になります。
「うろこのある傷んだ魚 = 髪が傷んだ状態」と考えると、分かりやすいでしょうか。
2.どんなことをすると痛むの?
キューティクルはどんなことをすると「痛む」のか。
- 摩擦
- 熱
- カラー
- パーマー
髪が痛むと言われていることをすると、キューティクルに影響が出ます。
また、濡れている時が髪が痛みやすいと言われるのは、キューティクルが柔らかく剥がれやすい状態のため。
プラスして、カラーやパーマなど髪への変化が大きいほど、キューティクルへの影響は大きいです。
ですから、私たちが行っているヘアケアは、キューティクルを守るために行っているといっても過言ではありません。
3.ヘアケアが必要な理由
キューティクルの仕組みを知った上で、「ヘアケアが必要な理由」。
これにつきると言えます。
神経もないですからハサミで切っても、化学反応でカラーやパーマを行っても痛みのない髪。
その代わりに、生えてきた状態以上によくなること、回復することはありません。
怪我しても回復する皮膚とは異なり、髪は傷むとその状態のままなんです。
ですから、キューティクルが欠ける、剥がれた状態を例えると以下になります。
コシや艶がなくなるにプラスして、生身の髪が痛いやすい状態。
トリートメントなどヘアケアは、キューティクルを守る、代わりとなっていました。
また、ヘアケアでキューティクルの代わりに一旦はなっても、定着はしません。
ですから元からあるキューティクルをいかに大切にするのかが、重要と言えます。
その理由は、ヘアケアを怠ると、髪がボロボロになる一直線と言えるので。
髪のキューティクル あとがき
髪の構造は冒頭でも記述しましたが、上記図も参照すると以下の通り。
- メデュラ:髪の中心
- コルテックス:メキュラを中心とする髪の大部分
- キューティクル:髪の表面うろこ状の層
キューティクルは表面にあるからこそ痛みやすいのですが、髪のコシやハリに大きく影響する部分。
だからこそ、日々のヘアケアで守る、代わりとして補填してあげることが重要です。
その上で知っていてほしいこと。
どんなに髪をいじめてもトリートメントがあるからいいや! と思っていた方も、考え方が少し変わるのではないでしょうか。
老若男女問わず、髪はいつまでもキレイに保ちたいもの。
キューティクルの仕組みを知っておくことは、髪のヘアケアにも大切なことです。
以上、『よく耳にするけれど、詳しく知らない髪のキューティクルとは?』でした。