老若男女関わらず、髪で特に気になる場所を言えば「生え際と分け目」。
その見方によっては実際は何も問題がない方であっても、「もしかして髪が薄くなってきた?」と感じてしまう部分。
ふとしたことから1度でも気になってしまうと、心配になるのは必然と言えます。
そこで、私が現役の美容師の時もよく質問された、気になることが1つ。
質問される時は髪が薄くなるではなく、「同じ分け目はよくないの? 」という感じですが、聞かれている意図はすぐに分かります。
実際のところをを言えば、同じ分け目を続けても髪が薄くなるとは言いませんが、その可能性はある! です。
可能性というからには、どういうことが理由であるのか気になりますよね。
また、生え際と分け目で行わない方がいいことがありますので、合わせて解説していきます。
分け目が気になる理由と、同じはダメ?
まず最初に、生え際と分け目がなぜ、髪が薄いと気になる場所であるのか。
当たり前といえばそれまでですが、単純なことでした。
特に濡れたいる時や、油分が多めの時などは、ぺちゃんこになるので余計に感じやすくなります。
また同じ分け目を続けることで、薄くなる可能性があるというのは、以下の理由。
これは、頭皮が見える部分であるからこそということ。
同じ刺激を受けた時に、髪というクッションがないということですね、
ただ、これは髪の分け目ができない短髪の方も同じ条件。
よっぽど炎天下で刺激を受け続けるとかでなければ、さほど気にしなくても大丈夫です。
可能性としては確かにありますが、同じ分け目にすることが髪が薄くなる大きな原意になると言い切れるものではありません。
分け目の大きな傾向
そもそも論として、分け目は頻繁に変更するものなのかどうか。
セットする髪型によって意図的に変更する場合はありますが、基本的に分け目は同じ場所。
大多数がしないなら私や僕は毎日のように変える! という意思があるのであればいいですが、基本はさほど気にしなくても大丈夫です。
また、髪が長くなるほど関係する部分ですが、理容師や美容師がカットする際は分け目に合わせてカットするのが通常。
少しの差であれば特に問題なくても、大きく分け目を変更すると髪のバランスが変わってきます。
このことは、分け目は大きく変えないという前提があるからとも言えますよ。
生え際と分け目で気をつけるべきこと
同じ分け目よりも、生え際と分け目で気を付けるべきことがあります。
髪が短い男性だとどういうことかイメージが付きづらいかもですが、ピンやゴムで止めている状態。
テンションがかかっていなければ問題ないですが、ある場合は注意が必要です。
1日2日であれば問題なくても、常にテンションがかかっている状態の計測は、引っ張られている方向へ髪が後退していきます。
結果として髪が薄くなる、または見えるようになるということ。
髪型によりテンションをかける必要がある場合もありますが、毎日のようにというのは問題です。
テンションをかけ過ぎないようにするにはどうする?
セットはキープしたいけれど、テンションをかけ過ぎないようにしたい。
これを実行するためには、大きく2点。
- ピン、ゴムなと止める道具を変更する
- 1点にテンションを集中させない
同じ使い方であっても、道具が異なればかかるテンションが変わってきます。
思っている以上に差が大きいので、いろいろ試してみる価値はありですよ。
また、これは技術の部分になりますが、集中する部分を1点ではなく分散をさせれば、テンションは総じて弱くなります。
結果として同じ見た目であっても、ちょっとした変更で髪にかかる負荷は変わってきますよ。
髪の同じ分け目 あとがき
髪が重なっていない部分だからこそ、気になることが多い「生え際と分け目」。
さほど気にしなくてもいいことと、注意すべきことがありました。
- 同じ分け目を続ける → 薄くなる要因になり得る
- 引っ張っられた髪 → 髪が薄くなる要因
言葉としては似ていますが、”なり得る”と、”なる”には大きな違いがあります。
「髪が引っ張られる = テンションがかかっている」状態は誰でもすぐに気付くよと思うかもですが、引っ張られる程度の刺激には人は自然と慣れていくもの。
実際、常に髪を結んでいる女性で、後頭部の生え際が髪が引っ張れているのが原因で薄くなっているであろう方も多く見てきました。
しかも後頭部は自分で見えない部分だからこそ、本人は気付いていないという…。
髪が薄くなりたい、後退したい人なんていませんから、気を付けましょう。
繰り返しますが、分け目がいつも同じであることは、常に刺激を受ける状態の環境でなければさほど問題なし。
逆に常に髪が引っ張れてテンションがかかるような髪型は、頻繁にしないようにの注意が必要です。
以上、『もしかして同じ分け目にし続けることは、髪が薄くなる原因になるの?』でした。