プロフィールにも記述していますが、私は「元美容師」。
元と言うからには現在は現役ではないのですが、髪に関することを書いています。
本サイト絶美と同様、私が全て記事を書いている姉妹サイト「ぜったの」では、主にダイエットに関する内容です。
運営をしているのは髪、ダイエットのどちらも経験と知識に加えて、興味があり好きだからという理由があります。
そう疑問に思ってしまう方も、多いかもしれません。
辞めているという事実があるからには当然とも言えますが、理由があります。
私は辞めたのは、よくあるパターンの1つに当てはまる内容です、
特にこれから美容師を目指す方のために、多くの諸先輩方がどんな理由で辞めることが多いのか解説をしていきます。
美容師になるにはどうする?
今から美容師になるには、まずは美容専門学校に通う必要があります。
- 全日制:2年間
- 通信制:3年間
- 必須資格:義務教育終了
その他は専門学校に入る際に感染症でない診断書を提出する必要がありますが、形式的なもの。
必須資格は義務教育終了となっていますが、中卒では入学することができない場合が殆ど。
探せば入学できる学校が無いとは言いませんが、高校卒業がほぼマストな状態です。
全日制と通信制の違い
多くの人が全日制を選びますが、通信制を選択できるのも、美容師なるための手段です。
- 全日制:月曜〜金曜の平日に授業
- 通信制:多くは美容室で見習いをしながら、週1程度
通信制と言っても、多くのイメージよりも学校に通う必要があるのが特徴。
また、美容室で見習いとして働いていても、免許取得前は施術できる内容は限られます。
掃除やサポートすることはできても、厳密に言えば髪をカットすることは認められていません。
私はもちろん全日制でしたが、何か特別な理由がない限り、通信制を選ぶメリットはないかも…。
価格差は学校によりありますが、卒業までに150万円以上はかかるのが一般的。
専門学校だからこそ費用もかかりますので、多くは親に負担してもらうことになります。
気になる美容師になるために、そこまでして専門学校に通う必要がある理由。
正直に言えば技術自体は働き始めてからの身に付けるものが殆どですが、美容師なるためには専門学校を卒業する必要がありました。
美容師になるには期間と、思っている以上に費用が発生する
美容師を辞めてしまう理由
働き始める時点では多くのたまごが免許取得前ですが、時間とお金がかかっているのに「美容師を辞めてしまう理由」。
- 休みが少なく拘束時間が長い
- 給料が低い
- お店の雰囲気に合わない
- 接客業が向いていない
- 肌荒れがひどい
その他にも各々で理由となることはありますが、ほぼほぼは上記に当てはまります。
美容学校時代が多くの学生にとって楽しいからこそ、働き始めた時のギャップとなっていました。
1.休みが少なく拘束時間が長い
専門学校の時と1番の大きなギャップとなる「休みが少なく拘束時間が長い」。
多くの人が想像している以上に、拘束時間は本当に長いです。
- 週1休み:当たり前
- 営業時間外:練習するのが当たり前
特に技術者として独り立ちできるレベルになるまでは、自分の時間はめちゃくちゃ少ないです。
中には店舗の休みを月に数回練習日に当てることも少なくはありません。
また、接客業ですから、その多くは平日の休み。
朝から晩まで働き、プラスの練習があり、他の職業の方と時間も合わせづらい…。
その状態を受け入れられないとストレスになってしまうのは、当然とも言えます。
2019年4月労働基準法改正で義務化されたので変わった部分もあるでしょうけれど、私が美容師の時に有給休暇を取得した記憶はありません。
同じお店で働いているスタッフが取得していというのも、多分なかったかも…。
2.給料が低い
拘束時間が長いのに加えてあるのが「給料が低い」。
特に美容学校卒業してからすぐは、びっくりするぐらい安いです。
- 時給計算:小学生のお小遣いレベル
- 一人暮らし;親御さんの援助が必要
プラスして美容師たるものキレイを保つ必要があるので、お金は全然足りなくなります。
多くの人にとって美容学校もですが、働くお店の選択ミスや、技術が身につくまでは援助が必須。
生活するための資金を補うため、バイトで夜のお仕事をして、そのまま移行する人も多いです。
期間や身につけた技術により固定給は都度上がりますが、歩合がつかないお店は給料はお金に余裕は出ないかも…。
ちなみに私は一人暮らしでしたので、2年程度は親から援助を受けていました。
歩合がつくようになってからは、「なんだったんだ?」 というぐらい余裕が出ましたが…。
ただし、歩合がメリットになるには、多くのお客さんが指名で付くことが前提です。
3.お店の雰囲気が合わない
外から見るとの入ってから異なる場合が多いのが「お店の雰囲気に合わない」。
巷にはコンビニよりもたくさん美容室がありますが、それぞれ異なるカラーがあります。
中には稀に特殊過ぎるお店がありますが、そうでなくても必要な考え。
特に美容学校から卒業したては卵であっても、技術自体は無いに等しい状態。
お客さんを連れてこれる場合も少ないですから、何か意見を言えるわけはありません。
プラスして先輩に気の合わない方がいると、長く一緒に過ごす分、ストレスは大きくなります。
4.接客業に向いていない
思いの他に多いのが「接客業に向いていない」。
実際に働いてみてから、「うわっ! つらい…」となる方が多くいます。
同じ接客業であっても、コンビニなどの一瞬の対応とは大きく異なります。
プライベートな領域に入ることも多いので、これがストレスになる方が多いです。
接客業でバイトや働いた経験がある方でも、ギャップを感じることは少なくありません。
私は全くもって問題なかったですが、苦手なお客さんで心をやられる美容師も多くいます。
5.肌荒れが酷い
美容師の職業病と言い切れる「肌荒れが酷い」。
ちなみに私が辞めた理由は正にこれですが、美容師が皮膚科に通うのはほぼマストです。
- パーマ剤の他、薬剤を扱う
- 濡れる、乾燥の繰り返し
薬剤もですが、特に濡れる乾燥の繰り返しは、手のダメージは思いの他に大きいこと。
施術に限らず常に手袋をする選択肢もありましたが、髪が痛むように思われる、微妙な感覚が指先から分からないというデメリットがあります。
また、回避するためにカット専門店に務める選択肢は、私にはありませんでした。
ちなみに私の肌荒れの最終レベル。
- 手のシワの全てがあかぎれ
- 美容師だけでなく、日常生活に支障
- 技術者であっても状況は変わらず
美容師としてだけでなく、全てに問題が出てきてしまったと言う形。
今で稀に頼まれてカットやセット、カラーを友人などですることはありますが、継続して続けられなくなったことが、私が辞めた理由でした。
前述していますが、歩合で給料は良くなっていましたが、お金は関係なくです。
元々肌荒れしやすいかというと、私はそうではなかったということも、付け足しておきます。
美容師が辞める理由 あとがき
美容室が多いように、美容師になりたい! と考える人は今も多いです。
一見は華やかにも見えますし、好きなことを職業にできていると考える方もいます。
その通りとも言えるのですが、美容師になってみないと分からない部分も多くあるんです。
- 休みが少なく拘束時間が長い
- 給料が低い
- お店の雰囲気に合わない
- 接客業が向いていない
- 肌荒れがひどい
人それぞれで辞める理由は異なりますが、その多くは上記5つに関連する場合が殆ど。
見ての通り、美容師であるからこそという、理由が多いです。
プラスして、一人前になるまでに期間もかかり、その費用も多くかかるのが美容師。
楽しい仕事であることには変わらなくても、勢いで目指すのは考えた方がいいかもしれません。
私は美容師を目指したことにも辞めたことにも後悔はしていませんが、もう少しうまくできたことがあったかなとも思います。
興味があるからこそ、なることを目指す美容師。
これからなりたい! という方は、いい美容師になれるような行動をしてください。
以上、『美容師が志半ばで辞める理由…。その多くは5つに当てはまります』でした。