周りの目よりも、自分自身が何もよりも気になる「薄毛」。
悩みが深くなることだからこそ、その弱みにつけ込んでくる業者も少なくありません。
2021年3月3日。育毛剤「BUBKA ZERO」を供給する株式会社T.Sコーポレーションに対し、景品表示法に基づく措置命令が消費者庁から出されました。
措置命令はどんなことをしたのが要因かというと、以下の通り。
- 医療関係者がオススメ
- 使用者の90%が効果を実感
- 2カ月の使用でフサフサ
上記のように薄毛の人にとって、そそる巧みな言葉を使って誘惑。
実際には明らかな過剰な記述であり、思っているような効果は得らないという結果です。
特に育毛を実行中の方であればご存じだと思いますが、期間もお金もかかる育毛の対象方法。
冷静な状態であれば回避ができても、悩みが深いからこそ騙されてしまう方も多いです。
それでも髪が細くやコシななく、薄くなるということは、対処は確実に必要なこと。
そこで、どういう視点でみれば騙されることなく、適切な薄毛の対処ができるのか。
実際に購入する前に注意すべき点と抑えつつ、解説をしていきます。
育毛材と発毛剤は用途が異なる
薄毛の多くの方が利用する「育毛剤と発毛歳」
- 育毛剤 = 今ある髪を育てるもの
- 発毛剤 = 発毛を促進するもの
上記の違いがあります。
措置命令が出された「BUBKA ZERO」は育毛剤であるのに、髪が生えてきてフサフサになると記述。
まず育毛剤としてはありえないことであり、更に期間もプラスされています。
髪を含む毛にはそれぞれに発毛周期があり、2カ月でフサフサは人ではまずありえません。
なぜ期待通りの結果にならないのか
明らかに過剰な記述であっても変わらないのは「育毛剤であること」。
生えなくだけでなく、その他クレームが上がるからこそ、消費者庁が動きます。
それを踏まえた上で、育毛剤やコンプレックス商品の製造過程で多いことが1つ。
今回の「BUBKA ZERO」がそうとは限りませんが、多く存在することを覚えておいてください。
特に検索しても効能がよくわからない成分を押してくる場合は、まず疑いましょう。
また、明らかに記述が過剰な場合は、最初から検証自体も不足しています。
結果を求めるということ自体が、難しいことでした。
ビフォー・アフターはまず疑うべき
特にコンプレックス商品を購入する際に参考にする方も多い「ビフォー・アフター」。
いわゆる使用前、使用後の比較ですね。
- 大きく加工されている
- ベストチョイスを選択
- その商品の結果ではない
過激な変化であるほど、上記3つに当てはまる場合が殆ど。
現在ビフォー・アフターは広告表示として薬事法の規制が存在しているのですが、購入に大きく関係する部分だからこそ、過激なものが今も存在。
画像、動画に限らず、過激な加工または、奇跡の1枚も選択されています。
また、これも多いのが確かに変化の結果であっても、その商品であった結果でないこと。
購入に関係するビフォー・アフターに需要があるからこそ、普通に画像や動画が売買されています。
特にリスティング広告の過激なビフォー・アフターは、まず疑ってください。
標示上に購入できる数が限定で少ない、購入時間の制限のカウントなんてあれば、お金をムダにします。
私たちがネット見るのは、ほぼ加工されたもの
加工や、実際商品を使っていない「画像や動画」が使われていること。
見る側からした「ふざけんな!」ですが、ネットに多く存在するものです。
購入を促すためのものでなくてお、加工されていない方が珍しいこと。
需要があるからこそ、そのためのアプリも充実、増えていきます。
だからこそ、気を付ける必要があることが1つ。
寂しい気もしますが、これが現実であるということも覚えておきましょう。
薄毛の悩みを騙す商品 あとがき
薄毛の悩みを解決するために多くの方が利用する、「育毛剤と発毛剤」。
現状が髪が細くやコシななく、薄くなるということは、対処は確実に必要なこと。
多くの物は利用しても効果はありませんではなく、間違っているのはその売り方。
コンプレックス商品は需要も高いからこそ、よろしくない売り方をする業者も存在します。
悩みの解決ではなく、お金が1番の目的となった物に結果を期待する方がムダというもの。
過激な表現は冷静であればおかしいと思えても、悩みが深いからこそ本当だと思ってしまうのは仕方ありません。
それでも時間をお金がかかることですから、その場の勢いの判断だけはやめましょう。
過激な表現、効果ををうたうものこそ、後からの後悔だけは一級品です。
以上、『薄毛の悩みからの期待を騙す商品を許さない! 効かない物の見極め方』でした。