シャンプー後に使用する「リンスやトリートメント」。
中にはシャンプーのみ、男は全て固定石鹸と、まるで昔の漫画ような方も少数はいるかもしれませんが、殆どの人にとって必要なヘアケアの行為。
シャンプーによって洗浄を行っているため、無しでは髪がぱさつく、艶の出ない原因に。
ただし、必須とは言えるのですが、付け方が間違っている場合がかなり多いです。
特にシャンプーと同じように髪に付けること。これ、実はよろしくありません。
- 必要としているのは頭皮でなく髪
- 頭皮に油分がたまる
- 髪が脂っぽくなる原因
せっかくヘアケアとしようとしているのに、マイナス面ができてしまっているんです。
髪に対しては必要なのですが、頭皮にまで多く付けるというのが問題になってきます。
そこで、シャンプーやリンスの役割から、どう付けるのがベストなのかまで、解説をしていきます。
リンスやトリートメントの役割
まずは、リンスやトリートメントの役割から。
- リンス、コンディショナー
髪の表面をコーティング - トリートメント
髪の内部に成分が浸透、表面をコーティング
リンス、コンディショナーを一緒にしていますが、呼び方が異なるだけで、基本は同じもの。
メーカーの意向によって違っていると考えて全く問題ありません。
トリートメントはリンスコンディショナーにプラスして、髪の内部に成分が浸透という違いがあります。
「treatment = 治療、手当」ということです。
髪の状態によって、リンス、トリートメントのどちらが必要になるかを選択。
ヘアカラーやパーマなどで髪が傷んでいる方ほど、トリートメントを使用する必要が出てきます。
ここで注意することが1点。
必要なのは頭皮ではないということを、必ず覚えておいてください。
頭皮にたくさん付けるとどうなる?
リンスやトリートメントが必要としているのは「髪」。
では、たくさん同時に頭皮に付けるとどうなるか。
- 頭皮に油分がたまる
- 髪が脂っぽくなる原因
記事の冒頭にも記載していますが、髪が脂っぽくなる原因。
リンスやトリートメントの使う種類や、含まれている成分が異なったとしても同様です。
物にもよりますがリンスよりもトリートメントの方が、より頭皮に付けた際に炙っらぽくなる傾向が強いです。
髪のケアの効力が高いほど、頭皮にも影響するということ。
髪が脂っぽくなる原因は、頭皮からの油分。
頭皮に付けるということは、自ら油分付与する形になりますから、脂っぽくなりやすいのは必然といえます。
ヘアケアとして、余分なことをしているんです。
リンスやトリートメントの付け方
脂っぽくならないため。また、本来のリンスやトリートメントの付け方は以下の通り。
- 毛先を中心に
- 意識して頭皮には付けない
リンスやトリートメントを必要としているのは、髪。
プラスして痛みが進行しているのは生えてから時間が立っている毛先。
必要とする部分を中心に付けましょう。
また、意識して頭皮には付けないこと。
数センチ離れた状態でもリンス、トリートメント成分は根本まで必要量はおりていきますので、頭皮、頭を触れないイメージで大丈夫です。
シャンプーが頭皮を中心に洗っているのに、毛先までキレイになるのと同様。
リンスやトリートメントの場合は、必要となる毛先から中心が望ましいんです。
また、まれにいらっしゃるのですが、大きな誤りがあります。
リンスやトリートメントは、育毛剤ではありません。
頭皮まで含まて揉み込むということは、いわば脂っぽくなってね! と望んでいるようなものでした。
美容院では施術として揉み込むタイプもありますが、頭皮のケアが主のタイプ。
私たちが家庭で利用するリンスやトリートメントとは異なるものです。
本来の目的にあった付け方をする
シャンプーとは異なる、リンスやトリートメントの付け方。
同じような扱いをしてしまうと、望んでいない結果となってしまいます。
- 必要としているのは頭皮でなく髪
- 頭皮に油分がたまる
- 髪が脂っぽくなる原因
結果として髪が脂っぽくなることは、見た目だけでなく匂いの原因に。
当然のようにぺちゃんこになりやすくなり、髪のボリューム感もなくなります。
シャンプーをして、リンスやトリートメントをした直後であれば、頭皮に付けても大きな差はありません。
ですが、1日を通してとなると、髪の脂っぽさの違いとなって表れます。
そういえば、シャンプーと同じように付けていた。
髪の毛が脂っぽくなるんだよね〜! という方は、リンスやトリートメントの付け方を意識して変えてみてください。
1日を通しての見た目としての結果が変わってきますよ。
髪、頭皮ののケアというと何か付与することに目が行きがちですが、余分なことをしないというのも重要です。
以上、『「ヘアケアの基本」リンスやトリートメントの付け方あってますか?』でした。