薬局や量販店に行くと目にするのは白髪染めなどのカラーや、色を抜くブリーチ剤。
美容院や理容室で行うよりも安上がりですし、自宅で行うという方も多いです。
ですが、自分で行うからこそ起こるのが、「色ムラや髪へのダメージ」。
- 塗布の時間が長い
- 薬剤の取り扱いが正しくない
- 温度や髪のダメージが考慮されていない
市販品で家庭で使えるものとは薬剤の違いもありますが、大きな原因となるのは上記の3つ。
共通して関係してくるのは、技術の部分。
それぞれで何が個人で行う時とはどう異なるのかと、その対処方法を解説していきます。
塗布の時間が長い
美容師や理容師とまず大きく異るのが、「塗布の時間」。
白髪染めなどのカラーや、ブリーチ剤は、紛れもない薬剤。
かつ化学変化によって一気に変化を起こすのですから、強い物です。
塗布の時間が長くなることはダメージの蓄積、部位により塗るタイミングが大きく異なることで色ムラとなります。
対処方法としては、塗布時間を短くする。これにつきます。
美容師や理容師が行う場面を見た方は分かると思いますが、個人とは塗布時間はかなり差が出てきます。
圧倒的に時間が短いんです。
薬剤の取り扱いが正しくない
髪が痛む大きな原因が「薬剤の取り扱いが正しくない」こと。
塗布の時間が長いだけでなく。指定時間を守らない方が多いです。
例えば、10分と仕様書には書いてあるのに、30分時間を放置してしまうなど…。
より効果を得たいという思いもあると思いますが、完全なムダな行為。
薬剤には効果が得られる時間には制限があり、長く時間を置くことは痛みの原因になるだけです。
加えて塗布時間も美容師や理容師など技術者よりも長くなるため、髪が痛むのは必然。
色ムラの原因にもなりますし、染めや色を抜く行為は化学変化であることを忘れてはいけません。
対処方法としては基本ですが、仕様書の時間を守る。
基本中の基本ですが、これにつきます。
温度や髪のダメージが考慮されていない
色ムラになる原因が、「温度や髪のダメージ」を考慮していないこと。
塗布時間とともに、技術者と違いが出る部分。
髪は場所によって染まりやすい、そうでない部分があります。
このことが考慮されないのは、色ムラの原因になっていました。
- 染まりやすい:頭皮の近く、ダメージがある部分
- 染まりにくい:健康な部分
頭皮の近くで髪に温度がある、ダメージがあると染まりやすく、健康な部分は時間を要します。
個人で行う場合は髪の状態を考慮しないベタ塗りで、かつ塗りやすい場所から行う。
総じて塗りやすい部分は染まりやすい部分であることから、ムラとなっていました。
ダメージはなんとなく分かっても、難しいのは髪の温度。
頭皮から3cmぐらいは他の部位と染まり方が違うと考えるのが正解。
色を抜くブリーチだと、結果の差が分かりやすいですね。
根本の近くだけが明るくなり、その他の部分と色味が大きく異る。
外を歩いていてお、よく見る光景です。
対処方法としては、頭皮の近くこそ最後で、塗りづらい部分から塗布する。
言葉で書くとかんたんですが、個人で行うのはかなり難しいかもです。
技術差が髪の色ムラやダメージにつながる
個人で髪の色ムラやダメージを少なくすることは、どうしても限界があります。
染めるのも色を抜くのも薬剤の化学変化によって起こること。
美容師や理容師が行っても色ムラやダメージはないとは言いませんが、技術があるからこそ最小限で対応します。
- 塗布の時間が長い
- 薬剤の取り扱いが正しくない
- 温度や髪のダメージが考慮されていない
言葉で見るとかんたんなようでも、実際に行うのは難しい施術。
お金というコストの面では負担にはなりますが、可能であれば技術者に任せることを強くオススメします。
それでも、私は僕は自分でやりたい! そんな方もいますよね。
- 染める:カラーリンス、カラートリートメント
- 色抜き(ブリーチ):薬剤も混ぜないスプレー型
1度では劇的な変化は期待できませんが、その分ダメージや色ムラは出づらいです。
また、取り扱いが個人で楽ということもありますので、検討してみてはいかがでしょうか。
それでも、髪を染める、色を抜くという行為は大きな科学変化。
素直に技術者にまかせて施行することが、かけたお金以上の髪の仕上がりが結果として大きく異なってきますよ。
以上、『自宅で髪を染めると、色ムラや痛みが大きくなりやすい理由とは?』でした。