髪の痛む原因の1つ「高温」。
多くの人が理解をしていても、思いの他に勘違いをしていること。
このことから、髪を乾かす際のドライヤーが痛むという考えが生まれています。
そこで、知っておいてほしいことが3つ。
- 高温とはどこからを指すのか
- なぜ高温が髪を痛めるのか
- 高温を扱う際にき気をつけること
箇条書きの時点で、全てを答えられる人は少ないのではないでしょうか。
セットの際にどうしても使う高温について、解説をしていきます。
高温とはどこからを指すのか
まず最初に、高温とはどこからを指すのか。
髪の主成分となっているのは、ケラチンとを呼ばれる「タンパク質」。
100℃以下ならどんな扱いをしても傷まないとは言いませんが、耐熱温度があるということを覚えておきましょう。
100℃以上になる機器
髪が痛む温度として気をつけるべきが、100℃になるもの。
私たちがセットで使うもので、どんなものが対象かというと、以下の通り。
- ホットカーラー
- ヘアアイロン (ストレート、カール)
「あれ? ドライヤーは?」 と思う方も多いかもしれません。
ドライヤーの熱源そのものは100℃を仮に越えていても、髪とは距離を離して使うもの。
ただ熱が出るだけの安価な物は別とすると、髪の耐熱温度を超えることは少ないです。
※乾いた状態で延々とドライヤーをするのは、また別の問題
なぜ高温が髪を痛めるのか
高温が髪を痛むのは、髪の大部分をしめる「コルテックス」に影響があるため。
- メデュラ:髪の中心
- コルテックス:メキュラを中心とする髪の大部分
- キューティクル:髪の表面うろこ状の層
100℃以上が、コルテックスの繊維構造が変性。
聞いたことがある人も多いと思いますが、「髪に空洞」ができる要因となります。
高温を扱う際に気をつけること
家庭でセットに使うものと言えば、「ホットカーラーにヘアアイロン」。
100℃以下で使うというのも、なかなか難しいのが現実。
だからこそ気をつけることが、3つ。
- 160℃以下に設定
- 時間をなるべく短く
- 強く挟んで引っ張らない
当たり前のようですが、とても大事なこと。
それぞれどういうことなのか、個別に解説をしていきます。
1.160℃以下に設定
注意するべきが、機器を使う際の「設定温度」。
ある程度の温度は必要ですが、大きく影響するのはテンション。
その上で必要であるのが、その設定温度は160℃以下に抑えるということ。
セットをするのには十分な温度ですので、デフォルトがもっと温度が高い機器もあると思いますが、下げて使いましょう。
2.時間をなるべく短く
温度の高さに加えて、痛みの原因となるのが「時間」
短ければ短いほど、髪へのダメージが軽減します。
髪を短くする上で気をつけること
- テンションが抜けた状態にしない
- 髪が濡れた状態で使用しない
どちらも1度でうまくいかず、繰り返して使用する原因。
その結果として「トータルの使用時間も長くなる = 髪が痛み」ます。
またお酒の休肝日ではないですが、高温のお休みの日を作ることも重要です。
3.強く挟んで引っ張らない
温度が高いからこそ気をつけること「強く挟んで引っ張らない」。
高温で髪が柔らかくなるのですが、挟んで引っ張ることで起こること。
コルテックスは髪の大部分ですが、見た目に大きく影響するキューティクル。
光熱でダメージを加えている上に、ダブルパンチとなります。
このことに主に該当するのは、ストレートアイロン。
よく見ていると挟んで時間をおき、毛先まで引っ張って伸ばす人がいますが、全然ダメな行為!
挟むタイプのストレートアイロンは、個人で家庭で使うにはなかなか難易度が高いです。
高温は髪の痛みの原因 あとがき
髪が痛むことは知っていても、思いの他に知らない高温についてののこと。
- 高温とはどこからを指すのか
- なぜ高温が髪を痛めるのか
- 高温を扱う際にき気をつけること
知ってから理由するのと、知らないので髪への影響が大きく変わってきます。
セットする髪型によって、どうしても必要になってくる高温の機器。
最初はどうしてもうまく行かず、時間がかかるということもあると思います。
ですが、その間にも髪は着実に痛むんです。
まずは温度がかけずに戸惑わずに機器が扱えるように練習をしてから、初めて温度を入れるというのも重要。
傷んだら自然治癒はしない髪だらかこそ、高温の取り扱いには気をつけて行ってください。
以上、『高温は髪の痛みの原因の1つ! であるのに、よく知らない温度について』でした。