自然な現象だとは知っていても、目に入るからこそ気になるのは「髪の抜け毛」。
ですが、髪の周期 (ヘアサイクル)を知ることで、気にしてもしょうがないことが分かります。
- 成長期 → 髪が成長する期間
- 退行期 → 髪の成長が止まり抜けるまでの期間
- 休止期 → 成長期になるまでのおやすみ期間
無理に引っ張ったりしない限り、私だちが普段に抜け毛として見るのは、退行期になった髪。
いわば抜ける運命が避けられない毛。維持はできません。
今生えてきている成長期。これから生えてくる、休止期の髪をどうするかが重要です。
それぞれをもう少し詳しく、また、どうすれば抜け毛が減らせるのかを解説していきます。
1本ずつ異なるヘアサイクル
キレイに利用室や美容室でカットしても、時間とともに毛先が整わなくなる髪。
伸びる速度が1本すつ微妙に異なるのが要因ですが、ヘアサイクルも同様です。
- 1年で伸びるは15cmぐらい (1日0.3mm)
- 通常1日100本前後抜ける
- ヘアサイクルは一生のうち10〜15回程度
伸びるスピードだけでなく、生えてくる回数に限度がある髪の毛。
だからこそ気にするべきは、成長期と休止期。
髪が抜けるからと言って退行期を気にしすぎないことが重要でした。
①成長期
その名前の通り、髪が成長する期間(4〜6年)が「成長期」。
- 全体の割合:90%くらい
- 健康に保つべき髪の毛
薄毛の方は、この成長期間が短くなるのが大きな特徴。
本来4〜6年あるものが、数ヶ月や1年程度になってしまうことも…。
「短い抜け毛には気をつけろ!」なんて聞いたことある方もいると思いますが、これは成長期が短くなっている証明とも言えるからです。
成長期の髪を守るにはどうする
髪に余計な負担をかけないことが重要。
- 血行が悪くなることをしない
- ストレスをためない
- 頭皮を傷つけない
マッサージをしたり、健康的な生活を送ること。
やるべきことに特別なことや、さほど難しいことはありません。
ただし、髪のサイクルには回数の限界があるので、対処が遅くなるのは致命傷になるのは必然。
育毛剤、発毛剤などを利用する際も、早ければ早いほど、その効果の期待ができます。
②退行期
髪の成長が止まり、抜けるまでの期間(2〜3週間)が「退行期」。
- 全体の割合:1%ぐらい
- 抜けるべき髪の毛
通常1日に100本くらい抜けるのは、退行期の髪の毛。
薄毛の人が何百本〜千本以上抜けるようになるのは、成長期の期間が短くなったことが理由。
抜けるからこそ気になるのは理解できますが、気にすべきは成長期の髪です。
③休止期
成長期になるまでのお休み期間(数ヶ月)が「休止期」。
- 全体の割合:10%くらい
- 成長期になるまでのお休み期間
髪として生えてきていないため見えませんが、実は重要な期間。
いかに休止期終了し、成長期になった時に生えやすい環境にする必要があります。
成長期につなげるためにはどうする
絶対的に、頭皮を健康に保つことが重要。
薄毛が気になると1番髪が抜けているように見えるシャンプーが疎かになりがちですが、悪影響でしかありません。
薄毛の人にビックリするほど多い脂っこい頭。
正直、それれは致命的な状態です。
髪のヘアサイクル あとがき
そのインパクトが強いからこそ、気になってしまう「髪の抜け毛」。
ヘアサイクルを知ることで、抜けて当然の毛があることを知っておきましょう。
- 成長期 → 髪が成長する期間
- 退行期 → 髪の成長が止まり抜けるまでの期間
- 休止期 → 成長期になるまでのおやすみ期間
その上で、成長期、休止期の髪をいかに大切に取り扱いすることが重要です。
また、ヘアサイクルの限界は個人差はあっても、一生で10〜15回程度。
限界値があるからこそ、早めの対処が必要となります。
気になった時点で育毛剤、発毛剤を使うもよし、その前に出来ることもたくさんあり、やること自体は難しくありません。
その上で退行期で抜けてしまったや 抜けるべき毛をなんとかしよう考えるのはムダなこと。
気にするべきは今ある成長期、休止期のこれから生えてくる髪の毛です。
以上、『髪の周期 ヘアサイクルを知ることで、抜け毛への対応を変えよう』でした。