男女ともに年齢が進むほどに気になることが多くなる「薄毛」。
そんな時に限ってテレビやネットで見かけるのが、育毛剤のCMや広告。
演出的に大げさなものが多いからこそ「そんなばかな」とは思いつつも、気になってしまうもの。
本当にそんなに効果があるのか、気になるところです。
また、ごちゃまぜになっている方も多いですが、薄毛に関係する薬剤は大きく分けると2つの物があります。
- 育毛剤
- 発毛剤
薄毛に関係すること、その多くは頭に直接塗布するのは共通でも、実はその用途が異なるこの2つ。
それぞれどんなものなのか、あなたはどちらを選択すべきなのか、解説していきます。
育毛剤とは?
育毛剤とはその字の通り、髪を育てるもの。
主に今ある髪の毛に関係し、抜け毛を防ぐのが目的の医薬部外品。
私たちがよくお店で見かけるもの多くは、育毛剤に分類されるものです。
これが育毛剤を利用する目的。
髪が生えてくるものと考えている方も多いですが、実際の用途は異なりました。
利用してハリやコシや根本が元気になることで、思っている以上の見た目の変化が期待できます。
その理由は特に女性に多いですが、ハリやコシがないからこそ薄毛に見える方も多いからです。
育毛剤にこんな説明があったら、要注意!
育毛剤の目的は今ある髪にハリやコシを与えて抜け毛を防ぐことであり、発毛ではありません。
よくい育毛剤で毛が生えてくるような表現をしているものがありますが、これは真っ赤な嘘。
そんな説明をする育毛剤はまず効果がないなと、使う前に疑ってください。
実際、ダイエットのサプリメントなどと同様に、結果ではなくこの成分は髪にいいはず! レベルで作られているものも多いです。
人の弱みに入り込んでくるかこそ、怪しい育毛剤には手を出さないように気をつけましょう。
発毛剤とは?
発毛剤とはその字の通り、髪を発毛させるもの。
これから髪が生えてくることを促進するのが目的の、第一類医薬品。
多くの人がイメージする育毛剤は、発毛剤の作用ではないでしょうか。
これが発毛剤を利用する目的。
それぞれの用途を知ると、薄毛が気になるのだから断然に育毛剤のがいいじゃない! と思うかもしれませんが、一概にはそうとも言い切れません。
どういう理由であるのか、次に続きます。
発毛剤で注意すること
基本的に頭皮に直接薬剤を付けるのは、育毛剤も発毛剤も同じ。
発毛剤は第一類医薬品ということで薬としての力も強く、副作用が発生する場合があります。
- 育毛剤:かゆみ、ふけなど
- 育毛剤;頭痛、めまい、むくみや体のいたみなど
発毛剤の副作用の原因は、主に発毛成分のミノキシジル。
副作用は誰にでも発生するわけではないですが、使うからには可能性があります。
また、勘違いする人も多いですが、毛根がなければいくら塗布しても髪が生えてくることはありません。
ことわざにある「火の無い所には立たぬ」と言うことです。
薄毛が気になってきた状態であれば効果が期待できますが、禿げてしまっている場合は別の選択肢が必要でした。
また、ハリやコシを目的とする場合は発毛剤ではなく、育毛剤の選択が正しいです。
育毛材と発毛剤の違い あとがき
1度でも気になり始めると、なんとかしたいと思わずにはいられない「薄毛」。
悩みとなるからこそよく分からずに即行動に走る人もいますが、まずはその用途を知りましょう。
- 育毛剤 = 今ある髪を育てるもの
- 発毛剤 = 発毛を促進するもの
金額にも違いがあり、その多くは第一類医薬品であるからこそ発毛剤の方がお値段が高め。
また、効果が出るまでに時間も要することから、思いの他に高くついたなんてことも…。
気になる髪の悩みだからこそ用途を知り、その選択を間違えないようにしてください。
髪を生やしたいのに、ハリやコシのための育毛剤。
ハリやコシが欲しいのに、発毛剤というのは、用途が異なる選択の誤りです。
また、どちらも効果は期待できますが万能ではありません。
特に髪がない、毛根がなければ意味がありませんので、注意しましょう。
以上、『薄毛が気になるのですが、育毛剤と発毛剤の違いって何ですか?』でした。