元美容師の私。
日々お客さんの対応をしていく中で、人対人だからこそどうしてもあったこと。
- 好きなお客さん
- 苦手(嫌い)なお客さん
接客業かつ、基本は施術する側はお客さんを選べないからこそ出てきてしまいます。
美容師がお客さんが苦手(嫌い)だからといって特別対応が変わるということはないはずですが、美容院はキレイになるための場所。
可能な限り気持ちよく対応させたほうが、仕上がりがよくなる可能性は否定できません。
数ある接客業の中でも個別に対応する時間が長いからこそ、なおさら。
また、お客さん本人に意図は全くなかったとしても、実は苦手と思われていることも…。
そこで、どんなことが美容師に好かれて、苦手と思われる場合が多いのか。
今回は「行動編」として、解説をしていきます。
好かれる行動
まずは「好かれる行動」から。
- 定期的に訪問してくれる
- また戻ってきてくれる
- 店外で見かけた際に会釈をしてくれる
言動と同様に、特別なことをしてほしいというわけではありません。
個別にどういうことなのか、解説をしていきます、
1.定期的に訪問してくれる
1番嬉しいことといって過言ではない、「定期的に訪問してくれる」。
髪の長さや施術する内容によってペースは異なっても、定期的に通う必要のある美容院。
繰り返して訪問してくれることは嬉しくもあり、とてもありがたいこと。
新規も嬉しいですが、複数回。継続してきてくれるお客さんは美容師にとって特別な存在です。
2.また戻ってきてくれる
他の店を経由して「また戻ってきてくれる」。
コンビニ以上に美容室の店舗数があり、人数も多い美容師。
選択肢が多いからこそ、ずっと通ってもらうというのも難しい現実があります。
その中で他の店舗、美容師に移ってしまっても戻ってきてくれるというのは、どういうことなのか。
3.店外で見かけた際に会釈してくれる
生活圏内の店舗を選ぶ場合が多い、「美容室」。
お客さん同様に美容師も同様であるからこそ、店外でばったり会うこともあります。
時と場合や、会話までする必要はないですが、会釈されると嬉しいものです。
たま〜にあるのですが、美容室では楽しく会話してくれるのに、店舗外で気付いても無視されるとかなり切ないです。
嫌われる行動
好かれるに続いては、気になる「嫌われる行動」。
- シャンプーを頑なに拒否する
- 最後のチェックで大きな変更を求める
- 同じ店舗内で指名を変更する
困らせようという意図はなく、行ってしまっていた場合もあると思います。
どういうことなのか、個別の解説を確認してみてください。
1.シャンプーを頑なに拒否する
思いの他に多いのが「シャンプーを頑なに拒否する」。
パーマやカラーには含まれても、カットやセットは別料金のシャンプー。
シャンプーをするのは、施術料金を得たいではなく、別の意図があります。
整髪料がベタベタや油分など汚れが多い場合、施術やセットの仕上がりに差が出てきます。
美容師側でうまく説明できればいいのですが、シャンプーをすることに意味はありました。
2.最後のチェックで大きな変更を求める
施術後に最終チェックとして見てもらう「見開きの鏡」。
まれにいらっしゃるのが、その際に大きな変更を求められる方がいます。
言葉にするのは難しいのですが、見開きの鏡で見せるのは言わば惰性の行為。
この時に小さな場合はまだしも大きな変更というのは、施術の始まりの時点に戻ることを意味します。
次のお客さんを控えている状態の場合は、非常に困る行為です。
3.同じ店舗内で指名を変更する
美容師にとって大きなダメージとなる「同じ店舗内で指名を変更する」。
お店に付いたお客さんで、常に誰でも構わないというお客さんは問題ありません。
ですが、指名制度のあるお店では、大きく関係があること。
正直別のお店に持っていかれるより、近くいる技術者だからこそ、つらい出来事。
行われた日の1番仕事で印象に残る出来事であり、しばらく引きずる美容師も多いです。
美容室での行動 あとがき
美容師もお客さんと同じく、人だからこそ生まれてしまうこと。
- 好きなお客さん
- 苦手(嫌い)なお客さん
その行動によって、差が出てしまうこともあります。
お客さんであるからこそ大きな気遣いは不要ですが、施術をするのは機械ではなく人。
せっかくキレイになるための場所ですから、美容師に嫌われないようにしてください。
以上、『【要注意】美容院でこんなお客さんは好かれる & 嫌われる「行動編」』でした。